自分の感情とうまく付き合うために、思っていることを言語化するのは重要です。
今では、誰もがSNSでいつでも思ったことを発信できるようになりました。
しかし、手軽な発信によって共感を得られやすい反面、伝達方法をコントロールできず意図しない形で受け取られてしまい、思わぬ結果になることも。
SNSでつい愚痴を言ってしまい後悔しがちな方はぜひこの記事を読んで試してみてくださいね。
中学生のときから個人サイトを開設。日記ブログ・各種SNS(mixi,Twitter(X),Instagram,Mastodon)など利用しつつ、20年以上インターネットで細々と生きてきた。
ネット=公共の場で書く内容には注意を払うべき
「チラシの裏にでも書いてろ」という箴言
インターネットでは古くから(主に匿名掲示板などで)「チラシの裏」という概念がありました。
使われ方はさまざまですが、その場の雰囲気や話に流れにそぐわない主張・あまりにも個人的な報告や感想に対しては「チラシの裏にでも書いてろ」と言われていました。
たとえアンダーグラウンドな場所であっても、そこで何を書いてもいいわけではないという認識がされていたのです。
昔のチラシ(新聞広告)は片面2色刷りとか、サラサラな紙が多かったので落書きにちょうど良かったですよね〜
SNSでいつでも「つぶやく」ことが可能になった
Twitter(現在のX)が普及し始めたばかりの頃、投稿フォームを開くと表示されていた「いまなにしてる?」の文字に、個人的に軽く衝撃を受けたのを覚えています。
誰もが今していること・考えていることを即座に口にできるようになったのです。
しかし、単なるつぶやきであってもそれはあなたというメディアによる「発信」であり、個人サイトやブログが主流の時代と変わっていないと思うのです。
実際に、SNSでの発言をめぐり「炎上」が日々あちこちで起きています。
発言などを拡散されやすいメディアであるSNSの仕組み・性質も踏まえたうえで、発信内容には細心の注意を払うべきであるといえます。
ネガティブな発言は悪い影響を及ぼす
SNSでネガティブなことを書くことには、さまざまなデメリットがあります。
- 信頼の損失
- ブランドイメージへの悪影響
- 誤解やトラブルの原因
特にビジネス目的でのSNS利用を考えているのなら、サービス自体へ影響を及ぼす可能性があることを念頭に置くのが良いでしょう。
対処法1・ネガティブな発信のしかたを工夫する
ポジティブな視点への転換
とはいえ、ネガティブな感情を持つのは人であればごく当たり前なこと。
そのまま発信すると良くない形で注目を集めてしまうネガティブな発言も、次のような工夫をすることで、前向きなイメージに。
- 悩みを克服する具体的な解決策を提示する
- 最後はポジティブなワードで締める
- ユーモアを交える(上級者向け)
ネガティブな経験を、学びや成長の機会として捉え直し発信することで、共感も得られ読者にとって意義ある情報に変えることができます。
対処法2・「観客」を制限する
あなたの事情を理解し、悩みを聞いてくれるフォロワーがいるのなら、投稿を特定のフォロワーにだけ見られるよう非公開アカウントに設定することをおすすめします。
そうすることで、誤解を招いたり不必要に拡散されたりするのを予防できます。
ただし、「親しき仲にも礼儀あり」ということを忘れないようにしましょう。
対処法3・別の手段で感情をコントロールする
ネガティブな感情に悩まされ続けてしまう人は、感情のコントロールがうまくできていない可能性が高いです。
その場合は、SNSの代わりに別の発散方法を見つけましょう。
- 信頼できる人・友人に直接会って話す
- 日記などに書くことで発散する
個人的には、誰かの時間を使うことなく実践できる「日記をつける」方法をオススメしたいです。
日記のつけ方!ツール3選
日記をつけ方として、自分に合ったデジタル・アナログでの方法を見つけましょう。
- インターネット上に日記ブログを開設・公開する
- メモアプリに記録する
- 紙のノート・ダイアリーなどに書き綴る
日記ブログに書くメリットとして、誰かに読まれることで続けるモチベーションになることが挙げられますが、デメリットはSNSと同様インターネット上に公開することになるため書く内容に気を遣わなければならず、ストレス解消手段としては効果が薄くなることです。
メモアプリ・紙のノートに書く場合は、自分しか見られないのでストレス解消効果は抜群です。
デジタルでの記録は、場所を取らない・集約させやすいというメリットがあります。
また、紙で記録する場合は、お気に入りのノートを使うと継続しやすいです。
私は、定期的に頭の中をすべて紙の手帳に書き出すようにしています。
システム手帳を使っているので、ネガティブな感情あふれるページは取り外して保管し、後から見返すこともできて便利です。
まとめ:感情ともSNSとも上手く付き合おう
簡単に発信ができるツールに恵まれる時代になったからこそ、その使い方に気をつけたいものです。
感情を出すことを我慢しすぎず、コントロールしながら上手に付き合っていきましょう。